ラブ・アゲイン


ラブ・アゲイン
原題『Crazy, Stupid, Love.』
映画館でラブコメを観るという事はほとんど無いのだけれど、TwitterのTLでかなり評判が良かったのと、『フィリップ、きみを愛してる!』のグレン・フィカーラジョン・レクア監督で『塔の上のラプンツェル』のダン・フォーゲルマンが脚本というのに惹かれて劇場に足を運びました。


ストーリーは、妻から離婚を迫られた40台のダサ男がモテ男からモテる術を学ぶというもの。バリバリ財布がダサいのはアメリカも同じだという事を知る。確かに女性にモテるには財布も勿論だし、靴もお洋服のサイジングも重要だよなぁ…とふむふむしながらヤリチンの手解きを鑑賞。

ライアン・ゴズリングは『ブルー・バレンタイン』が一番好きなのだが、ヤリチン役もお似合いでした。完璧に割れたお腹は素晴らしい!(『フォトショップで加工済み!?』という台詞には笑った)


妻と旦那、一対一の物語だと思っていたので人間模様が交錯する様も楽しめた。あそこまでカオスな状態になるとは…!でもさ、皆が皆それぞれの愛を見つけていて、それに純粋に向かっているんだよね。


中でもベビーシッターの一途な恋にキュン。スラリと伸びた手足と笑顔が素敵なアナリー・ティプトンちゃん。


切なくなってしまったのはジュリアン・ムーア

『離婚する』と言いだしたけれど嫌いになった訳ではなくて、モヤモヤする気持ちがあったから浮気をしてしまったんだよねきっと。浮気しても、安心出来る人っていうのはやっぱり昔からのパートナーであって。声を聞くだけで安心感を得られる相手っていうのはやはりキャルで。自分の事を好きで居てくれる人と話すっていうのは凄く安心出来る行為なんだけど、罪悪感があるから素直になれなくて。電話のシーンではそれがよく現れていて少し泣いた。けど、人によっては何でこんなシーンで?と思われる気がしないでもない。…が好きなシーンです。


万人に楽しめるロマンチック・コメディなのではないでしょうか。
カップルでの鑑賞もお勧め。

予告でMuseの『Starlight』が使われていたけど本編では使われてなかったよう。