恋する宇宙

『恋する宇宙』

アスペルガー症候群を患う、人付き合いが苦手な天体オタクの青年と、失恋で心に傷を抱えた童話作家志望の女性のラブ・ストーリー。
日本では劇場未公開ですがサンダンス映画祭などの映画祭で大絶賛…という噂を聞いたので期待して鑑賞。

雰囲気がとっても良かったです。
海外版のポスターがその雰囲気を物語ってます。

日本のDVDパッケージはただのラブコメみたいだもんね。

ヒュー・ダンシーがアスペルガー症候群の落ち着かなく繊細な青年・アダムを上手く演じています。

私の周りにアスペルガー症候群の方はいないけれども、精神的な疾患を持った方はいるのでアダムの行動に頷いたり、切なくなったり。素直でとっても純粋なんだよね。
その彼に対し、ローズ・バーン演じるベスは甘やかすのではなくて彼を成長させる方向に持っていきます。
私はきっと甘やかしてしまうタイプだから、この彼女の決断にはハッとさせられました。
好きだからずっとずっと一緒にいよう、っていうのだけが愛じゃないんだ。