プレシャス

『プレシャス』

主人公プレシャスに異常なくらい、まさにケータイ小説的とでも言うくらいに不幸が降りかかります。
性的虐待を与える父親に、肉体的虐待を与える母親。一人目の子供はダウン症で二人目の子供は今妊娠中。どちらも父親からの性的虐待で身籠った子供だ。
不幸が降り注ぐたびにプレシャスは死にたいなんて決して言わずに頭の中で有名になった自分を思い浮かべる。
きらびやかなドレスにつつまでて人気者の自分。
どんな時も上を向いて歩くプレシャス。
しかし、現実なんだよね。
おとぎ話なんかじゃ無い。
どんなに前向きでも状況を一変出来るような出来事なんて起こらない。

しかし、鑑賞後は意外にカラッとした気分。
不幸の合間にも希望を見出すプレシャスに拍手。
しかし16歳には見えない。

何気にマライア・キャリーとレニー・クラヴィッツも出演。

マライアはすっぴんでソーシャル・ワーカーの役を演じています。
良い演技でした。

レニー・クラヴィッツは看護師！

海外のポスターが良い感じ。