エンジェル ウォーズ


『エンジェル ウォーズ』


監督・製作・脚本は『300』『ウォッチメン』のザック・スナイダー
脚本どうのこうのよりも、ベイビードールたんが!可愛い!おいらのツボでした。

色白、金髪、ツインテール、まんまるチーク、セーラー服、ミニスカートのロリィタ少女(20歳だけど少女でいいや。だってキュートなんだもん。)が日本刀を持って戦うという素晴らしい妄想を具現化したザック・スナイダー。おいら、お友達になれるんじゃないかしら…。


ストーリーを簡単に言えば、精神病院に入れられてしまった少女たちがイマジネーションの世界に入り込み、脱出に必要なアイテムを集めていくというもの。しかし、本作は現実世界+精神世界(イマジネーションの世界)だけではなく女だらけの精神病院を娼館に例えて描いています。つまり劇中で出てくる世界は3つ。現実世界+精神世界+娼館。この3つの世界が入り組んでストーリーは展開していきます。


精神世界での巨大武者との戦いシーンでは漫画『GANTZ』を彷彿とさせられました。『GANTZ』映画は未見だけど、ザック・スナイダーが撮ったら良かったんじゃないの?笑。精神世界の所々にジャパニーズ・カルチャーが散りばめられているのが面白かった。


精神世界ではアクションゲームの主人公のように戦い、娼館ではショーガールのようにダンスをする彼女達。
現実世界はというとただただ暗い。
個人的にはこういうラストは大好物ですが、予想外でした。


そうそう、音楽もとても良かった。
マンソンもカバーしていたユーリズミックス『Sweet Dreams』に始まり(エミリー・ブラウニングが歌ってたんだね!)、精神世界に入る時の音楽がビョーク『Army Of Me』で一人でにやついてた。サントラ欲しいなぁ。

エンドクレジットも必見。あれだけ観たら『エンジェル ウォーズ』じゃないみたいだ。『バーレスク』観たくなったよ。賛否両論意見が分かれる映画だとは思いますが、おいらは大好きだよ!