ブラック・スワン


ブラック・スワン


ダーレン・アロノフスキー監督。

公開初日に観に行ってきました。


主演のナタリー・ポートマンが第83回アカデミー賞主演女優賞を受賞したという事で公開前から話題だったこの作品。そしてどこからともなく流れてきた話では今敏監督の『PERFECT BLUE』と似ているとか何とか。
パーフェクトブルー 【通常版】 [DVD]
PERFECT BLUE』は勿論鑑賞済み。ダーレン・アロノフスキー監督が実写化権を持っているんだよね。『レクイエム・フォー・ドリーム』に『PERFECT BLUE』の一部オマージュシーンがあるのは有名な話。その噂を聞いたり予告編を見ている内に鑑賞前から内容やラストはあらかた予想がついてしまったので大絶賛されているけど楽しめるかしら…と若干不安でした。


しかしそんな不安は無用だった!
今も頭の中の音楽は『白鳥の湖』ってくらい強烈。
不安を煽るような映像。
ナタリー・ポートマンの鬼気迫る演技。
ちょっぴりエッチなシーンもありつつ(美女同士のレズシーンはあはあ…。電車の変態じいさんのシーンはちょっと笑った)、狂気へと転がっていくストーリー。
サスペンス・ホラー要素もあり、完璧。


ナタリーばかり話題になってるけど、ウィノナ・ライダーも出演してたのね。直前まで知らなかった。

どういう役で出演しているのか知らなかったから、登場が楽屋で大暴れシーンで吃驚。ナタリーに次いで彼女も鬼気迫るヒステリックな良い演技してたと思います。


PERFECT BLUE』と似ている点も確かに多々あったけど、逆にそれが比較出来て楽しかった。ダーレン・アロノフスキー監督は今敏監督が大好きだなぁ。(2001年に実現したっていう二人の対談を読んでみたい。何かの雑誌かな?)この映画はまさにPERFECT BLUEならぬPERFECT BLACKだよ!


ナタリーはこの映画の振付師と結婚したんだよね。
オスカーも手にして、愛も手にしてって凄いな!
この映画は決してハッピーなものではないけど、幸運を運ぶ映画として一部の女子が騒いでいる…のかは知らないです笑。
しかしおいらは満足、ポスターも貰えたしホクホクで家路に着いたのでした。