赤ずきん


赤ずきん


トワイライト〜初恋〜』のキャサリン・ハードウィック監督。
レオナルド・ディカプリオが製作に携わっています。
アマンダ・セイフライドといえば『マンマ・ミーア!』の元気いっぱいな印象が強いけれど、この作品では大人な表情を見せています。


そんなに期待せずに鑑賞した所為か、面白かった。
童話のように突然現れた狼が赤ずきんを誘惑するストーリーではなく、村を襲う狼は実は人間で村人の中から狼に変身する奴を探し出せ、という犯人探しミステリーでした。そしてその合間に赤ずきんことバレリーを取り巻く三角関係の恋愛模様を描いています。でも最後は狼に誘惑…いや、これはネタバレになるから言わないでおこう。
ダークな雰囲気を感じさせつつも、ロマンチックなラストに持っていく所がやはり『トワイライト〜初恋〜』の監督だなぁと。


もっとグロ描写があったら更に良かったかも。
原作の童話にあるように狼のお腹に石を詰めて沈めるシーンがあったのは良かった。
バレリーがおばあさんの家でスープを飲む(食べる)シーンで何の肉かははっきりと言及はされなかったけどあれはカニバリズムしちゃったんじゃないの、と思って調べてみると元々の民話(グリム童話以外にもスウェーデンの民話で似たような話があるそう)では、赤ずきんが騙されておばあさんの血と肉をワインと干し肉として食べるシーンがあるらしい。




他の赤ずきんモチーフ映画で思い出すのは「ハードキャンディ」だな。
男性諸君、お勧めですよ。
ハードキャンディ デラックス版 [DVD]